3月1日 穏やかなお天気に恵まれ、卒業式が行われました。毎年やってくる卒業シーズンですが、今年の3年生を送るのは特別な気がします。この学年は入学式延期という事態になった学年です。まだまだ得体のしれない感染症対策として、全国の学校が閉鎖になった2020年春。悩みに悩んで4月7日予定の入学式を4月20日に延期する決定をしたのは前日。その上、20日の入学式も保護者の参加は遠慮していただき、在校生も参加せず、ただただ新入生のみの式典でした。ようやく保護者の皆様にご参加いただき、送り出す卒業式ができて、ホッとしています。
とはいえ、5類になるまではまだまだ短縮バージョン。地域の皆様をご来賓としてお迎えすることができるまでにはもう少しかかりそうです。
卒業式が近づくと必ず来てくれるのが、卒業生で花卉農家を営む鈴木俊さんです。今年も見事な啓翁桜を届けてくださいました。ちょうど卒業式に満開になるように調整してくださった啓翁桜が、校内のあちこちを飾っています。何年経っても、母校に暖かいお心遣いをいただき、感謝いたします。
また、中学校をはじめ、たくさんの皆様から寄せられたメッセージは、生徒会執行部の手で、卒業生が読みやすいところに掲示されました。一枚一枚が美しく、暖かい気持ちが伝わってきます。
3年間ともに過ごした生徒達を送り出す担任団は、ホームルームから戻ると、皆、目が真っ赤。思いのこもった最後のホームルームになったようです。
卒業式が終わり、ホームルームが終わってずいぶん時間が経っても、賑わいが続いています。思い思いに写真を撮ったり、話し込んだり。共に歩んでくださった親御様にとっても、大事なひと時のようです。