やっぱり、夏休みも忙しい

毎年思います。「学校の先生、いいねぇ、夏休み長くて~」誰がこんなことを言ったんでしょう?夏休みも結構忙しいと言うべきか、人によっては日常よりも忙しいと言うべきか。こんなことを書くと、「益々なり手がいなくなる」と思われるかもしれませんが、どうぞ最後まで読んでください。本当にやりがいのある報われる仕事だなぁと思います。

8月6日はオープンスクール「1dAY セミナー」でした。2コマの授業を申し込んでもらいました。夏休み、高等学校に行って勉強したいと思ってくれる中学3年生がこんなにいる!すごい、すごいと思うと同時に、「行った甲斐がある授業」を展開する先生方もすごい!

この後の時間に、公開講座「翼に夢を乗せて パイロットを目指す君たちへ」を企画してありました。観光バスは有るけど、運転手がいない・・・、タクシーは有るけど運転手がいない・・・、実は航空業界も間もなくパイロット不足に陥ると心配されています。そんな視点を持ちながら、東海大学が在学中にパイロットの資格を取れる学部を有していて、ANAとつないでいただけたため実現した講座です。

そこへ何と、14年前に本校を卒業し、東海大学で航空操縦を学び、現在ANAで副操縦士をしている、石黒君も参加できることになったとの朗報が届きました。私が学年主任の時の生徒で、数年ぶりの再会です。数年前に会った時は「沖縄から帰ってきました」と言ってましたが、今回は「数日後にはロンドンです」ですって。飛ぶ範囲が広がっています。母校でこんな企画があるとのことで、会社がお休みを合わせてくださり、帰省のついでに参加してくれたそうです。印象的だったのは「ロシア上空を飛べないから、ヨーロッパ線の時間がかかる」との言葉。ん~、ロシアがウクライナを侵略している影響がここにも・・・。

パイロットの制服姿の石黒光君と

こんな出会いに喜んでいたら、今度は17年前の卒業生が連絡をくれました。私にとって忘れられない、最後に担任をしたクラスのメンバー。野球部のレギュラーだった田中君は何と、自分が今勤務している横浜翠陵高校の野球部を率いて、母校に遠征に来るのだと。いろいろ立て込んでいて、ほんの20分程度の会話になりましたが、懐かしい日々を思い出しました。立派な教員、そして監督ぶりで、感慨無量。教え子が教員になるってこの上ない喜びの一つです!!

田中慎哉君と野球場にて 一気に(気持ちだけ)若返った気分

3日間の山形遠征を終えて、帰りの新幹線から「先生、フェイズブックに載せていいですか?」とメールをくれたので、私も「ブログに載せていいですか?」となり、この記事に至っています。

そんな合間に、舟形町役場に勤務する卒業生からメールが・・・。こちらはもっと前の私がずっと若かった頃の卒業生。「舟形町で企画したジモト大学に東海の生徒が来てくれた。後輩の存在がうれしくて、校長が担任だったんだよ!と話しました。」ことのこと。夏の間の出会い、まだまだいっぱいありますが、本当にいい職業です、この仕事。どうしようかなぁと迷っている大学生の皆さん、教員の仕事には喜びが本当にたくさんありますよ!!