感染症による制限が終わった!

これまで「大勢の人を一カ所に集めない」ということから、様々な講演会や集会を自粛してきましたが、一気に解放された感じです。6月は様々な集まりが持たれました。

6月21日(水)は2年生対象の講演です。お話してくださったのは、山形県男女共同参画センターチェリアの館長 伊藤眞知子先生です。テーマは「多様な性とジェンダー平等~誰もが自分らしく生きられる社会に」です。「LGBTQ」 だいぶ耳にする機会が増えてきましたが、断片的に流れ込んでくる情報を整理していただき、「自分を大切に、他の人も大切に生きる」ことを考えることができるお話でした。

この画面に出ている問題、皆さんも考えてみてください

事前や事後にアンケートを実施しましたが、高校生の思考は結構柔軟です。様々なことで法の問題が立ちはだかるのは、それを担う「大人?」の頭の固さかもしれません。ちょうど講演をいただいた頃発表された世界のジェンダーギャップランキングは146カ国中125位、過去最低を記録しました。んー…なんだか言葉がありません。

23日(金)は2年生対象の「東海大学分野別説明会」。ここでは東海大学だけではなく、どうやって学部学科を選んでいくのかを丁寧に説明していただきました。特に似ている学部学科から、自分の目指す方向を念頭に選ぶ具体的な方法は「なるほど!」としみじみ。

東海大学「広報担当」の五郎丸先生のお話は、本当にわかりやすいのです

生徒達も間もなく選択の時期を迎え、真剣です。2年生にとっての1年後、3年生の今の時期は東海大学進学希望者に1対1で校長面接中。すでに進学先が確定しようとしています。3年生4月の基礎学力定着度試験は「ほとんど入試の一部」でとても大切です。

翌24日(土)は、同じく五郎丸先生から1年生の保護者に講演です。

入学したばかりなのにもう進路?かもしれませんが、高校は「あっという間」です

本校では2年生からコースごとのカリキュラムが大きく変わります。そのため、1年次から2年次に進級する際コース変更を認めています。コースが違うと何がどう違うのか、中学3年生での理解が充分でなくても、ここに救済措置が入る感じです。五郎丸先生のお話はこの日は保護者向け、お金の話ももちろん入ります。その後教務主任や進路主任の話が続き、最後は学年主任が学校の様子をお伝えします。この日は並行して特進コース2年生に対して外部講師を迎え大学進学講演会を実施。終了後は1年生の特進コースとその保護者への講演と続きます。唖然としたのは大企業新入社員へのアンケート調査の結果。「いつまで今の会社で働きたいか?」の答。何と定年までと答えたのはたったの20%!! 30代前半講師の方は「はい、私も転職しました!」だそうです。二つとも大企業ではありますが・……

28日(水)は1年生3年生対象の「薬物乱用防止」に関する講演会。薬剤師の櫻井可奈子さんからお話いただきました。

講演前の様子  最初に出ている画像が、本日のポイント 何が問題なのかが明確になりました

講演の前の会話で「同じことを言っても、先生が言うのと外部からの講師が言うのとは入り方が違うんですよね!?」「はい、その通りです。毎日あれこれ言っている教員が言うのとは重さが違います。」プロのお話は重みが違うと感じる日々が続いています。それもこれも、「密を避ける」という最優先課題が一歩後退したから。この他学校の両隣というべき二つの自動車学校の協力を得て、「自転車がどれだけ危ないのか」を体験する交通安全教室も今月の行事でした。

本当にたくさんの方々のお力添えで、生徒達の考えの幅が広がっていきます。ご協力いただいた皆様に感謝いたします。