山形県高等学校教育研究会芸術部会美術・工芸専門部研究協議会山形県大会が本校を会場に行われました。本校の鈴木敏嗣先生の「モニュメント・デザイン~立体構成の試み~」という授業が公開され、それをもとに集まった先生方で話し合いがもたれます。モニュメントを作る授業は数年前から実施しているとのことで、卒業生の残した完成品が数点置かれていました。見るからに金属製、しかし実は紙!確かに持ち上げてみれば軽い。
大きさは20㎝程度で、生徒たちは展開図を書き、紙を切って組み立てることからスタートし、質感を出し、色を塗る作業が今日の授業です。
進み具合には差がありますが、よく集中しています。週1回ではありますが、夢中になって作品をつくるという体験は、生徒たちにとって他の授業とは違うと受け止められているようです。
以前授業アンケートの中で、「書道がすごく楽しい。集中して文字を書く、静かな時間が好き」と書いた生徒がいました。高等学校のカリキュラムの中で芸術科の果たす役割の大きさを再確認した時間になりました。
助言者としておいでいただいた、山形大学の降旗孝先生、運営を担当いただきました美術の先生方に感謝いたします。