修学旅行が終わりました

しばらくぶりのブログです。この間だいぶ学校を空けてしまいました。

まずは修学旅行です。旅行についてはホームページに出ていますので、このブログをお読みいただいている方は、すでに様子をご存知だと思います。本校の修学旅行は選択制で、3つのコースから選んで参加します。今年は広島・関西コースには188名、沖縄コースには84名、台湾には40名が参加しました。だいぶ人数にばらつきがありますが、この割合は学年によって大きく変わります。私は学校交流がある台湾コースに同道しました。

前の記事にも書きましたが、旅行地を選定するときには、平和学習ができることが条件です。広島関西と沖縄はコースから外れたことがありません。どちらの地も平和学習をするときには本当に力のある旅行地だと感じます。

海外の旅行先については、いろいろ実施してみました。シンガポール、シドニー、グアム、を経てここ数年台湾に落ち着いています。海外の場合は、国によってホームビジットや学校交流を計画します。異文化を体験したり、自分たちの力で言葉の異なる街並みを歩いたり、国内とは違う経験ができるようです。以前、シンガポールとマレーシアの国境を歩いて超えるということもやってみました。一つ目の国を出国してしばらく歩き、二つの目の国の入国手続きをする中で、パスポートの持つ意味を実感したり、それぞれの経済状態の違いを感じたり、面白い体験ができました。現地ガイドに「そんな街の中に戦争の記念碑ありますか?」と言われるようなモニュメントにはしっかり日本のことが書いてあるのを見たり。ただし、最近では諸事情によりやっぱり台湾!になっています。気になるのは海外への旅行希望者が減少傾向なこと。国家全体としても若者の縮み志向が話題になるようですが、本校にもその傾向が表れていると考えるべきでしょうか。

2年生になると毎週1時間を事前学習に使います。学んで後に旅行に行く形はずいぶん前から徹底しています。どれだけ深く事前学習できたかが、旅行の成否を決めます。修学旅行ですから、そこは家族で行く旅行や友達と行く旅行とは違うのが当たり前。戦争や平和について徹底的に学ぶことは、未来を創ることに必ずつながると確信しています。