例年よりも遅い雪でしたが、降ったと思ったらドカンとやってきました。あまりの降雪量に交通機関が乱れ、授業開始に間に合わない生徒達もいますが、それらは公欠扱いとなります。最近は、一つの方法がダメになったら次の方法を探し、何とか登校しようという姿勢が目立っています。社会人になれば第2案を考えておくのは危機管理の第一歩。何事も前向きにとらえれば、学校の立地も必要な力を育てていると言えるのかもしれません。
それにしても、寒い中雪まみれになりながら、あきらめず、何とかして学校に向かおう!という姿勢の生徒達に出合うと、こちらがはげまされる気がします。この熱意に応える授業を展開しなければなりません。雪国のこどもたちの粘りはこうして育つのでしょうか。とはいえ、17日のJRは夕方まで回復するかどうかの目途が立たず、結局4校時で授業を打ち切りました。ようやくたどり着いたのに、間もなく下校することになってしまった生徒には申し訳ないことです。でも、一言いいたい。「君の真面目さ、熱意、届いているよ!」
この雪で、毎年実施している「雪かきボランティア」の依頼がやってきて18日金曜日は初出動です。第1回目の依頼に答えてくれたのはサッカー部の1.2年生の内の15名。今回は南山形地区からの依頼で、雪かきが困難な家の除雪を行います。学校から雪かき用のスコップ等をもって出動。南山形地区の会長様と山形市社会福祉協議会の方々の案内で3班に分かれ、それぞれの班で4~5軒を分担しての除雪です。本校のJRCの顧問で、ボランティア活動を育ててくれている難波先生が引率し、写真を撮ってきてくれました。
賞味1時間半の活動ですが、日が短いので終わるころには相当暗くなってしまします。
作業後は全員集合。「ありがとう」「助かった」と感謝の言葉で、有用感という大きなプレゼントをもらい、ボランティア活動終了です。誰かの役に立つことができるのは本当に得難い経験となります。帰校後、顧問の先生に報告に来た顔はみな生き生きとしていました。
今後も「地域に高校があって良かった!」と言ってもらえるような存在でありたいと願っています。