4年ぶりの一般公開。3年生が模擬店を出すのも本当に久しぶりです。コロナ禍でいろいろなものが引き継がれず、ゼロからのスタート感がぬぐえない中、容器の分類はしっかり引き継がれていました。ずらっと並ぶ模擬店テントの真ん中は「エコステーション」です。
ゴミを確実に分類し減らすを考え、15年前からはじまっていた「エコステーション」。可能な限りリサイクル容器を用いています。模擬店を出すクラスは、自分たちが何食販売するか計画し、1枚8円でこの容器を購入します。そうでなくても装飾で大量のゴミが出がちな建学祭。せめて模擬店からでるゴミを何とかしようという取り組みです。使った容器は食品が触れた内側をはがして、きれいな状態で本体を回収します。
使用後は次のように。絶対に容器を重ねないことが大事です。
食品のついたシール部分は捨て、本体はリサイクルされます。
この「エコステーション」の担当者が一番大変。割りばし、紙ごみ、プラスチック、食べ残しまですべて分類します。この担当になると皆同じことを考えるようです。「どうしてちゃんと分類しようとしないの?」「もっと自分たちが使った物への意識を持ってもらいたい。」「あ~、重ねないでってお願いしてるのに…」こういう気づきが大事です。
そんな中、小さい子供達や、外部からのお客様達がきちっと容器を戻してくれる姿は、励みになったようです。
「気候変動、環境汚染」こんな言葉があふれる時代、できるところから手を付ける伝統はしっかりと繋がっていました。
Think locally, Act globally. この言葉の実践の一つです。
模擬店で食べ物を販売するからには、必ずこの作業がついてくるので、「エコステーション」の担当はすべて3年生です。時間を分けて全クラスが担当しますが、この企画の責任者だった山口陽菜さん、伊藤柚葵さんが特に活躍してくれました。楽しい建学祭をこうやって支えてくれた皆さん!ありがとうございました!!