心温まるお手紙

連休から続く不安定な気温が落ち着き、今朝は快晴です。これだけお天気がいいと、どことなく皆の顔も明るく見えるような気がします。普通教室の大部分は東側に面しているため、明るさが際立っています。

校舎3階の窓から見える東側の山並み

西側には普通教室が3つと特別教室が並びます。

西側体育館の2階からの風景  遠くに雪の月山が見えます

今日、特に晴れやかな気がするのはお天気の為だけではありません。朝手渡されたのは、丁寧なお礼の手紙でした。誰かが、何か人助けをしたとか、素晴らしい活躍をしたとか、そういうことではありません。ただ、柔らかい表情で「会釈」をしただけ・・・。

お手紙の差出人の方は、意図せずに蔵王駅から学校へ向かって歩いてくる生徒の前に車が差し掛かってしまったことを詫びられておいででした。「どんな時も歩行者優先を守るべきでした。」と。男子生徒二人の進路を遮ってしまうことになったのに、生徒は「逆に『大丈夫』という感じの会釈をしてくださいました。」とお手紙は続きます。そして、過去には「車と車でしたが何台も重なった時間帯で罵声を言われたことがある」と。

つまり、「お礼」と書いてくださった封筒で届いたお手紙をいただいたきっかけは、「大丈夫」という感じの会釈だったのです!わざわざこのために、切手を貼ってお送りいただいたこと、本当にありがたく思います。朝、先生方には連絡をしたのですが、生徒達に伝わったのかなぁと、ちょっと心配。(朝はいろいろな連絡ごとの山!)明日の朝、「校長のブログ、読んでください」と伝えてもらおうかと思います。

生徒は青い点線を辿り学校へ お手紙は赤い矢印あたりのことと推測できます

本校生の最寄り駅は蔵王駅。蔵王駅を背にして学校まで歩く道は本当に狭くて、「道幅いっぱいに生徒が広がって歩く」とのご指摘をいただくことも。狭い通学路は生活の道でもあるのだから、ご近所の皆様に失礼がないようにと伝えてあるのですが、大急ぎの生徒達は時々それを忘れます。ご迷惑のかかるときがある中、今日のようなお手紙には本当に励まされます。

5月2日朝、黄色い軽自動車に会釈をした、男子生徒2名!君たちの行動はドライバーの方だけではなく、東海生、先生方、多くの心を晴れやかなものにしてくれました。しみじみ「いい子たちが育っているなぁ~」と思った朝・・・