スキー実習

2年生総合学習コース人間力探求科目のスポーツ選択者は、日常の体育の授業では体験できないようなスポーツに向き合ったり、救急法を学んだり、スポーツ関連のテーマをたてて調べ考察したり様々な活動をしています。これまで、ゴルフやボルダリングなども体験してきましたが、山形の冬を生かしてのスキー、スケートも大きな活動の一つです。学校から蔵王まで車で30分の恵まれた環境にあり、2月5日(金)はスキー実習でした。お天気が良く、「今年の選択者はラッキー!」と言えるような丸1日を、スキー場で活動してきました。

青空の蔵王

今回の参加者は2年生36名。それぞれの力に応じて4つのグループに分けて活動します。初級約10名の中には初めてスキーをする生徒がふくまれています。山形の小学校はどこでもスキー教室があるものだと思い込んでいましたが、スキー教室を経験していない生徒もおり、小学校でも行事再検討の折カットされる対象だったのかと、妙な発見がありました。

初級クラスはまず、横倉ゲレンデの端を自力で登り、滑ってきて止まるという練習からスタートします。みんなが止まれるようになるとリフトを1本上り降りてくる練習に移ります。

ゲレンデはいいお天気です

この頃上級、中級のクラスはゲレンデからさらに上に行っていますが、晴れているうちに地蔵まで行こうという事で、初級クラスも含め全員ゴンドラ山頂線で地蔵山頂駅まで上がったところ・・・。残念ながらゲレンデのお天気とは大違いの視界不良の雪!自信のない生徒は樹氷高原駅までゴンドラで戻ったそうですが、初めてスキーを履いて約2時間でザンゲ坂を下った生徒がいるとは、その運動能力の高さと度胸にびっくりしました。

悪天候でも記念写真
おそろいのウェアはレンタルです。

昼食をはさんで、午後もそれぞれのレベル毎にスキーは続きます。びっくりを通り越して唖然としたのは、横倉の壁を降りている人数です。とても上級とは言えない生徒たちまで、勇敢にも?こんなにたくさん。するすると滑り降りるのは2,3名という事でしたが、転ぶのも楽しい、このスリルが楽しいという、「遊園地でジェットコースターに乗りたい思いと同じなのでは?」と、引率した先生の分析でした。

横倉の壁。一つ一つの点々は全部本校の生徒達! 盛大に転んでいますが、楽しいのだそう…

蔵王でスキーをしたことのある皆さん、横倉の壁のすごさ、わかりますよね?壁を下から見上げていて、滑ってくる人たちが数人いると「すごい!」という雰囲気だし、ノンストップですいすい来る人がいると歓声が上がるような坂なのですが。さすがスポーツ選択者、わが校を代表するような身体能力!?同時にこれを引率して降りてくる先生にも敬意を表します。