税と選挙を学ぶ

前回に続き、2年生の現代文明論の授業です。今日は税と選挙について、山形税務署と山形市役所ご協力を得て体育館での学びです。税についてのお話の中で、私立高校にも税収からたくさんの補助金が出ていることを聞きました。毎年私学助成増額に向けた署名運動に取り組んでいる生徒たちは、公立高校との差や、それが授業料の差を生んでいること、今回の無償化でその差はやや縮小することなどを基礎的な知識として持ったうえでお話を聞いていたはずです。こうなると問題は誰が税金の使い方を決めるのかという点です。税収の在り方や使い方を争点に、模擬投票が行われました。

本物の記載台、投票箱、投票用紙を用意いただきました。投票用紙を受け取り、記載台から投票箱へ。立会人も配置し、最後は山形市落合のスポーツセンターで開票されるという想定で、選挙結果が発表される、ずいぶん本格的な模擬投票です。

令和元年参議院議員選挙の山形県の投票率は全国1位で、高校3年生に限っての投票率はさらに上回っています。本校でも選挙権がある3年生には投票をしたか調査をしていますが、毎回もっと高い投票率です。平和学習や模擬投票がその一助になっていると思っています。自分たちで、来るべき社会を選ぶ姿勢が身についていることは、本校の自慢の一つです。