高校現代文明論は、世界を見る目を養い私たちの行動の指針とするために、東海大学の全付属で実施している授業です。もう少し正確に言えば幼稚園から大学まで、それぞれの段階に応じて工夫しながら実施している授業です。
本校では一年次に週に2時間、二年次には週一時間、高校現代文明論を実施しています。二年次の修学旅行までは、選択した旅行先に関する事前学習で、調べたり、発表したり。充分に学んでから旅行に出かけます。修学旅行後には、まとめの時間になります。修学旅行を通して平和の大切さを心に刻んだのちに、今後自分たちが社会とどう関わるかを考えることになります。選挙や、税について学び、やがて成人として社会を支える一員となる自覚を持って、自分たちにできることを自問する時間になるよう年間計画は立てられています。
今日は山形新聞の方に来ていただき、新聞の読み方を学ぶ機会を得ました。
これまで色々学んできても、直接自分が見て、聞いて、体験できることは限られています。そこで、新聞の登場となるわけですが、その新聞をどう読むのかについて、講演をしていただきました。
山形新聞には「一学級一新聞」という取り組みをしていただいています。高校生のうちに新聞に触れる機会を増やしたいという趣旨に賛同いただいた企業からの寄付で、全クラスに毎日、新聞をいただいているものです。この企画を担当している真木健司氏が本日来校してくれましたが、彼は本校の卒業生です。甲子園出場記念碑には旧姓奥山健司の名前が3カ所。第58回選抜、第68回と第69回の夏の甲子園に1番ショートとして出場、3年目はキャプテンを務めた先輩です。講演の前に後輩たちに一言メッセージをもらいました。
講師は報道部の柴崎愛氏。瀬野麻衣氏と共に取材をかねての来校です。今日の第一面は大沼破産、本県、百貨店消えるの文字!あまりに私たちに影響がある第一面で、生徒達も紙面に見入っています。新聞をどう読むのかに続いて、昨日取材した様子の説明があり、新聞がどう作られるかを説明してもらいました。また、ネットニュースとは何が違うのかについてや、文章の書き方など、盛りだくさんな内容でした。寒い体育館での講演となりましたが、様々な知識を得た有意義な時間でした。