選書・・・どんな本を読みたいか 読んでもらいたいか

選書という言葉が一般的なのかどうかと思いつつ、学校では耳にする言葉です。年に2回、図書委員が市内の書店でメディアデンター(図書館)に入れる本を選ぶことを選書と言っています。これを繰り返すうちに、生徒達が手に取りやすい本がずいぶん並ぶようになったようです。図書委員は自分たちが選んできた本にPOPをつけて、目を引くように展示します。展示の間がポツポツ空いているところを見れば、生徒達が興味を持って借りているということでしょう。

内容が丁寧に説明されています
文字より形で勝負!というのもあり 確かに目を引きます

そんな中、先生方にも本を選ぶ機会として、選書期間の案内がありました。市内3カ所の書店で自由に選び、書店に預けてきます。期間は冬休みに入った日から成人の日まで。長期休みであれば日頃忙しい先生方も、書店に足を運ぶ時間が取れるのではと言う配慮のようです。

それなのに、私が書店に向かったのは期間最終日。目的の本を手に入れてすぐに外に出るというわけにはいかない誘惑の多い場所なので、なかなか立入る時間と気持ちの余裕が持てず、すっかり足が遠のいていましたが、この日は堂々と時間をかけて書店を歩き回ることができます。何といっても、仕事の一環ですから。

というわけで滞在時間2時間超。その割には歩数が増えないのは立ち止まってパラパラ中身を見る時間が多かったためかもしれません。

後日、先生方が選んだ本は3カ所の書店から回収されました。さすがに分野バラバラ、幅があります。 

これらの本も間もなく、受け入れをしてメディアセンターの書架に並ぶことになります。

メディアセンターには確かにバラエティに富んだ本があり、出張の時は移動時間に読む本を探しに寄ってから出発するのが常です。条件としては薄くて軽いこと。そのため新書か、文庫を探すことになります。今回の出張のお供は新書になりました。新幹線の移動は貴重な読書タイムです。

なかなかコロナが収束せず、気になる一冊となりました

コロナ禍でだいぶオンラインになりましたが、それでも年に数回は東海大学への出張があり、今回は校園長会議です。湘南キャンパスに到着してびっくりなのはお天気!

晴れわたる青空の下、大学生たちは講義や実習の空コマに、屋外のカフェテラスで談笑したりソフトボールで遊んだり。歩く姿も軽装で、しみじみ雪国山形との差を感じました。もっとも私は丸一日会議ですので、建物の中で過ごすことになるのですが・・・。

4号館1階の入り口から入ったところの奥 突き当りの壁面

この右手側が会議室で、会議に行くと分厚いファイルが一冊ずつ渡されていたのが、ここ数回はほぼ配布物なし。事前に資料がダウンロードできるようになっていて、参加者は全員ノートPCまたはタブレットに資料を入れて持ってくる方式に変わりました。

移動の楽しみの読書もやがては電子書籍に変わるのかもしれません。本校にも電子図書が入り始めています。生徒への貸し出しは良好、結構本が動くと聞いています。ページをめくる行為ももうすぐ変わるのだろうかと、そんなところにも時代の変化を感じます。